よもやま話

令和元年度産の田植え

令和元年。新しい年号とともに、田植えがはじまりました。

眠っていた乾いた大地を耕し、水を張り、小さな稲が田植えされると初夏を感じます。
山城町で多く栽培されている品種「ヒノヒカリ」は九州を中心に西日本で広く栽培される優良品種のお米です。父は「コシヒカリ」、母を「黄金晴」に持った、両品種のいいとこ取りのお米なのです。小粒ではありますが、厚みがあり食べ応え十分。何よりも安定した低価格が魅力です。
そしてコシヒカリほど味の主張が強すぎないので、どんな料理とも好相性といわれています!ヒノヒカリ本来の「うまみを活かしたい」場合は水を多めにしてふっくら焚きあげてください。チャーハンのように「ご飯そのものを調理したい」場合は、水を少なめに固く焚きあげても美味しくいただけると思います。令和元年度産の収穫までまだ先は長いですが、稲の成長を見ながら味わうヒノヒカリもまたいいものです。

初夏の風物詩といえば、カエルの大合唱もはじまりました。カエルの鳴き声、実はかなり高度な技だそうです。筑波大学の研究によると、集団で鳴くカエル(例えばニホンアマガエル)は、互いの声が重ならないように「輪唱」したり、エネルギー消耗を防ぐため、平均約25秒後に一斉に鳴き止むそうです。そういえば鳴き声が「ピタッ」と止まる瞬間ありますね。生物が集団になって知能があるかのように行動することは「群知能(ぐんちのう)」と呼ばれ、近年その習性を通信技術に応用しているそうです。恐るべしカエルたち‼️

蒸し暑い梅雨の時期が始まりますが、こうした風物詩を感じながら季節を迎えられるのは幸せなことですね。

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