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東寺「弘法市」

先日、京都で毎月21日に開催されている東寺「弘法市」に行ってきました。京都一の縁日と言われ、骨董品はもちろん、食料品、衣料品、植木、食べ歩きグルメまで、およそ1300店が出店されているそうです。いわゆるフリーマーケット(一般の人)とは違い、基本的に業者さん(プロ)が出店しているので、見応えはもちろんカオスな雰囲気も漂っておりました。

 

その歴史も古く、弘法大師こと空海が入定(禅定の境地に入る)した承和2年(835年!)3月21日、1度きりの供養「御影供(みくえ)」が起源だそうです。その後、延応元年(1239年!!)から毎月21日に行われるようになったそうな・・・歴史が深すぎてホンマかいな状態ですね。ただ最初から数多くの露店が出店していたわけではなく、参拝者を相手に簡単な食事やお茶を提供する「茶店」から始まり、江戸時代になると骨董品などの商品を扱う露店が増え、現在の賑やかな弘法市に発展したそうです。なるほど、このカオスな雰囲気は歴史が積み重なった証拠なのですね。皆さんも21日、ぜひ弘法市に足を運んでみてください。フリーマーケットとは違う、懐かしい(妖しい?)匂いを感じられると思います。

帰路、東山・五条坂の割烹陶器専門店へ。中でも気に入った木村龍生さん(21歳!)の絵唐津のぐい呑みを購入。陶芸一家に生まれた、期待の新星だそうです。若さを感じない(良い意味で)、繊細で落ち着いた景色の器たち。どれも素晴らしい作品でした。

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